風俗体験レポート3


5人の屈強な男達が部屋に入って来て、一気にピンチになった僕。
さっきまで不意を突けばとか考えたのがバカみたいだ。
だいたい今は不意打ちとかいってる場合じゃない。
とにかく生還する事だけを考えなければならない。

「お客さん、何か御不満でも?」

どうすればこんな凶悪な顔立ちになるのか、まさに顔面凶器の言葉がピッタリ。
顔だけにとどまらず、やたらとごつい体格をした魔王とその腹心。
目をみた瞬間本気でビビった。

「い、いや、その、別に不満てわけじゃないんです」

はい、そこ。
ヘタレとか言うな。
これでも目一杯頑張って声が震えないように努力したんだ。

「とにかくちょっと、場所を移動しようか」

物凄い優しい言い方なんですが、逆にそれが怖さに拍車をかける。
今年のクリスマスプレゼントは、とってもオシャレなコンクリートブーツで足元を固め、東京湾を海底散歩。
海洋生物達の幻想的な世界を飛び越え、一気に死後の世界に。
こんなキャッチフレーズが頭をよぎった。

とにかく今はこの魔王達を刺激しないように、できるだけ穏便に事を運ばなければならない。

「あの、僕違約金払います。お金3万円ですよね」

10分前までの勢いはどこえやら、きゅうにお金払うととかいっちゃってます。
払うお金なんて持ってないのに、気がつくとそう口走ってました。
しかし、僕が無事に生還するためには、なんとしても事務所に連れ込まれるのは阻止しないといけません。
ここで解放されなければならないのです。

「うんそうかぁ、違約金払うかぁ。まぁ、それはおいといてあっち行こうや。」
どう言うわけか、僕の知らない間にハードSMがオプションで追加されている様子。
もはや3万円では間に合わないようです。

そして魔王が「おい」と合図をすると、腹心2人がソファに座ったままの僕の両腕を取り立ち上がらました。

「金、いくらもってる」

「すみません、今は持ってないです」

「シムラの所に頼むしかないなぁ」

シムラってだれ?何を頼むの?
疑問が次々に浮かんでは消えていきます。
そして、魔王達にガッチリ囲まれて連行されていきます。
お店を出る時、受付の初め見た時は、怖そうな顔駄と思ったけど、魔王達の顔を見たあとでは、菩薩の生まれ代わりかと思う程の優しげな顔の男が、魔王達に「お疲れ様です」と、元気いっぱいに挨拶をしてました。

そして、来る時通った廃虚と化した地下街を、きっとアメリカの大統領だって、ここまでがっちりSPに囲まれた事無いんじゃ無いのってくらいがっちり包囲されながら歩いていく。

この時歩きながら唐突に閃いた。
来る時降りてきた階段はかなり狭く、1人幅分のエスカレーターくらいしか無かった。
あそこでならきっと、この包囲網も崩れるはず。
下って来る時は地獄への階段だと思ったけど、今やあの階段は自由への扉。

階段の下につくと、やっぱりここで一旦止まるように言われた。
そして腹心の1人に先に上がるようにいい、彼が登り切ったのを見て、僕に登るように指示。
最悪3人、良くても2人登ったあとに行かされると思ってたのに、上にはたった1人。
これはまたと無いチャンスです。
階段を登りながら静かに、そして大きく深呼吸をして集中力を高めていきます。

階段を登る足音で、少し離れて1人上がってきてるのがわかります。
チャンスは一度きり、失敗は許されません。
階段を登り切ると、すぐそこに先に登った1人がたってました。
他にいないか周囲をササっと見渡す。
そして先に登った1人が調度タバコに火をつけようとしてます。
覚悟を決めて行動にでます。

タバコを吸おうとしてる魔王の腹心に目潰しを仕掛けます。
目潰しっていっても、指を目に突き入れる様なデンジャラスなものじゃ無くて、手で相手の目をこすりつけるお手軽なもの。
失明はしないけど、一時的に相手の視力を奪う事ができる効果的な技。
しかも、相手に重傷を負わせる事も無いので、気軽に使えます。
相手が怯んだ瞬間に相手の襟をつかんで、思いっきり階段に向かって蹴り落しました。

そうして相手を一瞬足留めしておいて、ここからダッシュで逃げたのでした。
あまり長距離走って得意じゃ無いんですけど、命が掛かってますからそんな事言ってられません。

後ろから何やら聞きたく無い罵声が聞こえてきたのですが、無視して走り続けます。
駅で電車まってる間に追い付かれて、捕まる可能性を考えて最寄りの錦糸町の駅を通り越して走り続けます。

どれくらい走ったのかわから無いけど、冬の寒空のした汗をびっしょりとかいて、湯気が登る程走り、すっかり罵声が聞こえなくなってから立ち止まりました。

最近は「龍が如く」というゲームにハマってたんです。
このゲームはヤクザのゲームで、ヤクザを殴り倒しながら進んでいくと言う内容。
それでちょっと舐めてた部分があるんですが、やはり本職はヤバいですね。
一般人が関わっちゃならないアンタッチャブルな存在です。

滅茶苦茶に走って逃げてきたので道に迷い、どうやって駅まで戻ろうか悩みながらそう反省をしました。
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by koumei1976 | 2006-12-31 02:32
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