皆さんMI3見ましたか? 封切り去れてからずいぶん経つし、僕も初日に見たので今さらって感じですが、見ましたか? あのシリーズは、潜入不可能とされる建物に潜り込むのが、大きな見どころの1つです。 なかなか緊張感のある場面ですよね。 1作目はCIA本部、2作目3作目は民間企業でした。 しかしこれ、回を重ねるごとにだんだんショボクなっていってる様な気がするのです。 最も警備が厳重で、潜入するのが最も難しいと思われる、1作目のCIA本部は何の痕跡も残さず完璧に潜入しました。 しかし、2作目3作目で潜入する民間企業は、いくらセキュリティーが厳重と言ってもCIAよりも難しいとは思えないのです。 なのに見つかるなんて、イーサン=ハントの能力が落ちてるとしか思えません。 そもそもあれは、潜入の仕方を間違えてる。 どう考えてもリーダーであるイーサン=ハントの判断ミスです。 CIAは、あの潜入の仕方で良いと思います。 しかし、民間企業であれはいただけません。 お得意の変装で関係者になりすまし、正面から堂々といくのが良いと思うのです。 だいたいスパイが、銃撃戦を派手に繰り広げるなんて、ナンセンスです。 目立たない事こそスパイの最大の武器なのに、それをあんなに目立つなんて困ったスパイです。 そこで、本当の潜入とはどう言うものか、僕が実践して教えてやろうと言うわけです。 きっと次回作の主人公は僕に間違い無いはず。 しかし、そうは言っても僕はたんなる民間人。 そんなたいそうな所には潜入できません。 以前のブログでは、メイド喫茶に潜った事がありましたが、今回はそれをちょっと越える所。 悩んだ結果今回は、中古衣料店。 分りやすく言うと、古着屋さんです。 はいはい、そこガッカリしなーい。 おそらく期待は裏切ってないと思います。 今回の潜入スポットは、 ブルセラショップです。 御存じですか?ブルセラショップ。 女子高生がパンツとか靴下とか売り、それを変態が買いに行く。 いわば頭のオカシイ女子高生と変態の橋渡しをする店です。 一般人はなかなか店に入る事が出来ない雰囲気があります。 もちろん入ろうと思えば、誰でも入れるけど、「ブルセラショップ」と言うだけで物凄いプレッシャーがある。 ハッキリ言って、下手なセキュリティーシステムなんていらないくらいだ。 きっとイーサン=ハントだって「ブルセラショップに潜入しろ」って言われたら、「ゴメンちょっと待って」とか「それはさすがに無理」と躊躇うはずだ。 しかし、不可能を可能にしてこその侍です。 メリケンなんぞに負けてられません。 そこでまず、潜入方法を考えた。 まぁ、ここは普通に客として入って行くのが一番だ。 が 入れない‥‥ 小汚い小さな雑居ビルの入口に堂々と看板がでてるんです。 しかも、あたりはメチャメチャ人通りがおおい。 「このビルに入る=ブルセラショップ」こんな図式が出来上がってる感じなんですよ。 ここで、僕の下らないプライドが邪魔をするんですよ。 「絶対にエロは、大人の女」こんなこだわりが有って、僕は女子高生じゃダメなんです。 エログッズを販売する、アダルトショップなら余裕で入れるのですが、ブルセラショップはホント無理。 ビルに入る一歩を踏み出せないのです。 何度このビルの前を通り過ぎた事か分りません。 正直このビルに足を踏み入れる事ができたのは、3日目です。 1日目、店発見。 レポするために突撃しようにも、一歩が出ず2時間ほどビルの前をウロウロした後撤退。 2日目、この日も失敗。 そしてついに3日目、ビルの前で30分ほど躊躇った後、覚悟を決めて突撃。 階段を登って店の有る階に到着。 入口の横に置かれる邪魔くさい裸エプロンのマネキンをよけて店に入る。 入った瞬間ホントにびっくり。 何百着って言う学校の制服がビシッと並んでます。 制服を売るやつなんて、極少数派だろうと思ってたんですが、意外と沢山いるようです。 しかし、この程度で怯むわけにはいきません。 勇気を振り絞って奥に入って行きます。 入口付近は普通の制服だったのですが、奥にくると体育のジャージとか体操服などが並んでて、マニアック度が若干上がった気がします。 そしてさらに進んでいくと、女子高生物のエロDVDと、ブルセラのメイン中古下着のコーナーがありました。 話しなんかに聞いてて知ってはいたけど、ホントに売られてるんですね。 そして、物凄いはり紙を発見しました! 「お会計前の商品の匂いを嗅ぐ行為は御遠慮ください」 ( ̄□ ̄;)!!そんな奴いるのかよ!? こういう趣味の人達は、自分で着用するために買うのかと思ってたのですが、匂いを嗅ぐために買ってたんですね。 物凄いディープな世界を垣間見ました。 海に例えるなら、僕がいる所はまだまだ海面だったんですね。 波打ち際も良いとこです。 自分ではけっこう深海に潜ってるんだと思ってたのですが、世の中は僕が考えるより、はるかに深いようです。 パンツはビニールでパックされて、下着を売りに来た着用者の写真と値札がついてるのですが、それぞれ値段が違うようです。 着用者の美醜によって値段が違うのかな?と思ったのですが、写真を見た限りではどれも皆似たり寄ったりで、微妙に不細工。 大差ないように思います。 この値段の差は気になるけど、かと言って気持ち悪くて手にとって調べてみる気にもならない。 仕方ないから、思いきって店員に聴いてみた。 そしたら「着用日数」の違いらしい。 洗わずに何日も履き続けたものの方が値段が高くなるらしい。 古ければ古いほど値段が高いなんて、ワインと同じだなと思った。 それにしてもこの店員態度が悪い。 僕が店にはいった時も「いらっしゃいませ」を言わないし、せっかくフレンドリーに値段の違いを聴くために話し掛けても、対応に愛想がない。 こんな感じの悪い店員のせいで、もとから無かった購買意欲がさら激減。 なんなら購買意欲マイナスに突入とか、そんな感じ。 その反面販売意欲がむくむくとでて来て、思わず「僕のパンツを買ってくれ」とか言い出しそうになる始末。 全く困ったもんです。 写真を撮りたかったけど、店内撮影禁止のため撮影を断念。 狭い店内をウロウロした後、外に脱出。 想像以上にディープな世界に、外にでた瞬間頭がクラクラきた。 僕の様なヒヨッコが、あんな深い世界に足を踏み入れるには経験値が足らなかった様だ。 最後に気になった事がある。 僕があれほど入るのを躊躇った店に、パンツ売りの女子高生はすんなり入る事ができるのだろうか? もしそうなら、その勇気は尊敬に値する。
by koumei1976
| 2006-08-18 14:48
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